〇3行で銘柄解説
・住宅業界2位の大手住宅メーカー
・14年連続増配中、最近は増配額も増えつつある銘柄
・現状でも6.5%安定配当株と20年累計配当金は同水準の想定
〇会社概要と配当基準日
積水ハウスは日本の大手住宅メーカーです。
大和ハウス工業と並んで2大住宅メーカーと言われることもあります。
ちなみに「セキスイハイム」のブランドで有名なのは積水化学工業の方です。
積水化学工業とは別会社ですが、積水ハウスは元々積水化学工業のハウス事業部が1960年に独立してできたものです。
積水という言葉は「孫子」の一節に由来しています。
プラスチックを扱う積水化学工業が用途拡大のためにプレハブ住宅の事業化を行ったのが積水ハウスの元で、積水ハウスが軌道に乗ると積水化学工業の方も住宅事業を有望視して参入、今では両会社とも住宅事業を行っています。
事業としては積水化学工業が化学メーカーなのに対し、積水ハウスは住宅メーカーのため、どちらかというと大和ハウス工業の方に似ています。
戸建て・賃貸住宅の建設や分譲住宅・マンション事業、不動産手数料事業や都市再開発、国際事業や果ては医療や福祉の建物分野にも展開しています。
これは積水ハウスの「生涯住宅思想」の視点によるものです。
最近では省エネ住宅にも力を入れています。
配当基準日:1月末
〇配当方針
2026年~28年の第7次中期経営計画では、平均配当性向40%以上かつ年間配当金の下限を145円としています。
また株主優待でお米が貰えます。
〇時価総額と自己資本比率
時価総額:2兆3,142億円
自己資本比率:42.7%
時価総額は住宅建設部門で2位です。自己資本比率も問題ないでしょう。
〇過去10年間の配当とEPS(一株当たり純利益)含む平均等基本情報

2023年に配当金の下限を110円に設定した影響で増配額が上がっています。
平均増配額は8円程度。利回りは4.15%でまあまあ高めです。
〇比較込20年シミュレーション
投資額を1百万円として、平均増配額から予想した今後20年の配当金累計を、利回り6%と5%の場合と比較した結果が下の表となります。

現状の株価で6.0%利回りの株の配当総額を20年後には上回る計算です。
増配額の多さが要因となっています。
〇6%配当と同額を達成する株価シミュレーション

株価3,800円で6%配当株に追いつきます。現在の株価から約300円上昇した水準です。
〇過去10年間のチャート

引用:国内株式|SBI証券
10年単位の月足で使える概念か分かりませんが、2024年後半の高値からカップ・ウィズ・ハンドルの今はカップの部分を形成しているように見えます。
株価4,000円近くで一度調整が入り、その後4,000円の高値を上に抜けたら本格的な上昇基調になりそうです。
〇総括
積水ハウスは住宅2位の会社で、住宅建設や分譲、都市開発、海外展開を行っている会社です。
成長戦略として国内は安定的成長を目指し、海外では積極的成長を目指すとしています。
ちなみに現在の海外部門の売上比率は17%程度で成長の余地がありそうです。
配当に関しては高いEPSと、それを活かした配当を行っているという印象です。
ただ第7次中期経営計画で年間配当金の下限を145円に設定したことは、やや保守的な印象を受けました。
一応2027年1月期は145円の配当予定なので、達成されれば14年連続増配株となります。
今後も増配を続けられるかは、安定した収益を上げ続けられるかにかかっているでしょう。


