「資産運用に興味はあるけど、運用できる資産がない」
「収入が少なくて、資産運用に回すお金が作れない」
「投資なんて一部の金持ちがやることだ」
このように感じている方は多いと思います。
確かに資産運用でお金を増やすためには、ある程度元手が必要です。
ただし、元手がないことを理由に資産運用を諦めるのは、ちょっともったいない気がします。
なぜなら、どこかでお金を増やす努力をしないと永遠にお金がないまま、人生を過ごすことになるからです。
少額でも資産運用に回すことができれば、雪だるまのようにお金が増えていき、気づいたら大きなお金になっていた、というのも決して不可能なことではありません。
ここでは、資産運用をするための元手の作り方について、色々見ていきたいと思います。
お金は最初から無かったことにする!天引き貯金法
貯金するための一番の方法は、天引き貯金法です。
これは、給与が振り込まれた日にその給与の2割を貯金専用口座や証券口座に入れてしまい、最初から無かったことにする方法です。
例えば筆者が新入社員だった時は、初任給が20万円でした。筆者はそこから2割、つまり4万円を2つの銀行口座の貯金用口座に毎月入れ続けました。
旧NISA制度が始まってからは、毎月の4万円を外国株に連動する投資信託の購入に充て続けました(当時はオルカンがなかった気がします)。
それを続けることで、8年後には2千万円の資産を築くことができました。
給与を貰ったら初めから2割を無かったことにして貯金するという方法は、本で読んだ偉人に真似てのことです。
具体的には安田財閥創始者(現・みずほ銀行、SOMPO HDなど)の安田善次郎や、埼玉県で基金を作った林学者の本田静六です。



初めから2割の給与を天引きして貯蓄するという方法は、お金はあればあるだけ使ってしまうという事態を防ぐ意味があります。
貯金に回す分は天引きして取ってあるから、あとは残ったお金をすべて使っても自動的に貯金ができているという状態になるのです。
最近ではネット証券を中心に、NISAを使った積立投資の制度が充実しています。
これは、毎月銀行口座から決まった金額を自動で引き落とし、そのお金であらかじめ決めておいた投資信託を自動的に買い続けるというものです。
クレジットカード経由で積立投資を行う設定をしておけば、金額に応じてVポイントや楽天ポイントなどのポイントが貯まり、お得に資産運用ができるようになっています。
とはいえ物価高と税金や社会保険料が高いこの時代、給与の2割を貯蓄に回すというのは難しい方も多いと思います。
そんな時は給与から5千円、1万円と、金額を抑えて貯蓄に回しても良いでしょう。
大切なのは、少ない金額だとしても継続的に貯蓄・運用に回す習慣を作ること。
投資信託に回し続ければ、少ない額だとしても年単位の運用で資産が大きく増えるチャンスがあります。
しかしお金がないことを言い訳に毎月の貯蓄を怠っていると、いつまで経ってもお金のない人生を歩むことになってしまいます。
少額でも貯蓄の習慣を築き、運用の元手にできるようにしましょう。
収入を増やす方法
貯蓄できるお金は「収入 – 支出」の式によって決まります。
ここでは収入を増やす方法について、見ていきたいと思います。
今の仕事を頑張る
一番手っ取り早い方法は残業や休日出勤です。
ただしこれは大体の人が悩まされていることでしょうから、収入を増やす方法としてカウントするには気が引けます。
今の仕事で収入を上げるには、例えば仕事に関する資格を取得する方法があります。
資格手当がある会社の場合、これだけでも自分の価値を上げて給与に反映させることができます。
転職する際のアピールにもつながるでしょう。
また、出世するというのも当然方法の一つとして入ってきます。
確実性に乏しいのがネックですが、管理職になれば大きく給与が増える場合が多いでしょう。
転職して給与の多い会社に移る
給与の多い少ないは、その人間の優秀さに左右されるのではなく、単にその業界や会社がどのくらい効率的に収益を上げられているかによって決まるという説があります。
例えば保育士や介護士の業界よりも、半導体や化学といったメーカーや不動産開発企業の方が平均給与は高いです。
また同じ業界でも、電子部品メーカーの場合は村田製作所よりもキーエンスの方が給与は高かったりします(村田製作所 803万円 キーエンス 2,039万円 2025年)。
このように、企業や業界によって給与は大きく異なってきますので、転職して給与の多い業界・会社に移るというのは非常に有力な選択肢となります。
副業をする
会社員としての本業とは別に、副業をして追加収入を得るというのも、今の時代に合った方法です。
最近では副業を認める会社も増えてきています。
具体的な副業としては、「ココナラ」のような副業プラットフォームに登録して、事務仕事などの依頼を受けたり、アフィリエイトサイトを運営したりと、色々と方法はあります。UberEatsも副業でされている方がいますよね。



公務員の場合は副業が認められていませんが、本を書くなどの文筆活動で収入を得ることは副業ではなく文化活動扱いとなり、認められるという意見もあります。
詳細は上司に訊く必要が出るでしょうが、kindle出版やnoteで作品を書くような(実質)副業ならできるかもしれません。
支出を減らす方法
「収入 – 支出」の式の右側を減らすことで、残金を増やす方法です。
浪費を減らす
お金の使い方は「投資」「消費」「浪費」の3つに分かれます。
「投資」はお金を金融商品や資格勉強などに回して、将来もっと多くのお金を得られるようにするものです。
「消費」は日常生活を送る上で必要になる出費のことを言います。
家賃や食費、衣服などですね。婚活費用も消費です。
「浪費」は必要以上の無駄な出費のことを言います。
分かりやすく定義すると、お金を使って得られる価値よりも支払ったお金の方が多い場合です。
見栄を張るためにブランド品を次々購入したり、面白くも行きたくもない飲み会に参加するのも浪費です。
毎日惰性で飲んでいるコーヒーやヤクルトも、やめることを考えた方がいいでしょう。
難しいのは、浪費に見えて実は浪費扱いにならない場合です。
例えばブランド品の購入も、不動産営業の人がブランドものの時計を買うことは顧客の信頼を得て仕事に繋げることに役立ちますから、浪費というより投資です。
また毎日のコーヒーにしても、「これがなくちゃ仕事にならない!」という風に主体的に購入しているものならば、それは浪費とは言えないでしょう。
大切なのは、「お金を使ったらそれ以上のリターンを得る」ことです。
買い物に行って欲しいものが目に入ったら、「自分ならこれに幾らの価値をつけるだろう」とまず考えてみて、自分の価値よりも価格の方が高い場合は買わない(もしくは値切る!)とルールを作ってみる。
あるいは自分の好きなものに換算してみるのも良いでしょう。
「毎日のコーヒー300円を我慢すれば、1か月後には好きな洋服が買える」「自分はグリーン車台1,000円のために、この本を買う機会を失っても良いのだろうか」と考えてみましょう。
自分なりの価値基準をもっていれば、浪費を防ぐことにも繋がります。
消費を減らす
食費を削ってひもじい思いをしろと言っているのではありません。
具体的には本への支出。これは自己投資に繋がるものですが、図書館を使うという方法があります。
せっかく高い税金を払っているのですから、利用できるものはどんどん利用しましょう。
プールやスポーツジムも公共のものを使えば安上がりです。
あるいは携帯電話の通信料金。格安simに変えることで、毎月の通信費を劇的に抑えることができます。
筆者の場合、auからUQモバイルに乗り換えて、毎月7,000円近い支出を1,000円程度に減らすことができました。変更しても特に不自由はありません。
散髪も節約対象です。こだわりがなければ美容院で4,000円をかけるより、1,000円カットで済ませることもできます。
消費を減らす節約は、ストレスのかからない範囲でやってみましょう。
早いうちにやっておけば、積もり積もって大きな出費を減らすことができますよ。
脱・貧乏!毎日少しずつの努力から始めよう
ここまで「天引き貯金」「収入を増やす方法」「支出を減らす方法」を見てきました。
「収入 – 支出」の計算式で残ったお金を貯蓄できれば最高ですが、それでもお金が残らない場合、まずは1,000円でも5,000円でもいいから天引き貯金を始めてみてください。
それで投資信託を購入し続ければ、5年後10年後には多くのお金に育つかもしれません。
お金がない現状に甘んじるのではなく、未来が不透明な現代だからこそ、将来への備えを始めましょう。
将来貧困にならないために、今、行動することが大事です。
資産運用の王道、オルカンについて知ろう!





