CMの曲にAIを使用 MIRARTH(ミラース)ホールディングスの安定高配当株分析

・タカラレーベンを擁するマンション7位の持ち株会社

・配当は利益の範囲で行うが、10年で1度だけ減配あり

・利回りは6%近辺と非常に高め

目次

〇会社概要と配当基準日


MIRARTH(ミラース)ホールディングスはマンションを中心とした不動産開発会社です。

傘下には「レーベン」ブランドで著名なタカラレーベンを擁しています。

また「タカラレーベン」の名を冠したREITも存在します。

マンション業界では販売戸数7位規模の企業です。



創業は1972年で、東京都板橋区の宝工務店です。

創業者は村山義男氏で、現在も村山氏の財産管理会社が同社の筆頭株主です。

しかし既に一線を退いており、社長は別の人が担っています。

そこから規模を拡大していき、1994年には自社分譲マンションの販売を行います。

2000年に社名をタカラレーベンに変更し、2004年に東証一部上場。

2022年にMIRARTH HDとして持ち株会社制に移行しました。



配当はこの10年、毎年利益の範囲内で行っています。

減配の回数は1回と少ないです。

その割に利回りが6%近くと非常に高いため、安定高配当株としては非常に魅力的に映ります。

ただし、自己資本比率が低めに出る不動産業界にしても同社の数値は低めなため、安定性という面においては高すぎる利回りも相まって個人的に少し不安に感じます。


配当基準日:3月末

〇直近株価と配当額と利回り

 

 株価:500円

 配当額:30円

 利回り:6.00%

利回りは6%と非常に高いです。

過去も4.5~6.0%あたりの利回りを誇っているため、高配当銘柄として申し分ない実績です。


〇配当方針


配当性向30~35%を目標としています。

〇過去10年配当とEPS(一株当たり純利益)



毎年利益の範囲内で配当を行っています。

なぜか2021年3月期だけ5円減配していますが、それ以外は安定配当です。

増配も頻繁に行っています。

〇時価総額と自己資本比率

 時価総額:701億円

 自己資本比率:19.5%

時価総額は約700億円と大きな会社ではありません。

自己資本比率は不動産会社のため低めに出ますが、競合と比較してもやや低い数値と思われます。

 

〇過去10年間のチャート


引用国内株式|SBI証券


株価は2016年中盤から思いっきり下落しました。

現在は少しずつ値を上げてきて、500円前後に落ち着いています。



〇総括

MIRARTH HDはタカラレーベンを擁するマンション7位規模のデベロッパーです。

マンション以外にも不動産投資信託の運営もしております。


肝心の配当は利回りが6%近辺と非常に高く、また減配の回数も少ないため安定高配当株の条件は十分に満たしていると捉えることができます。

個人的にはその高すぎる配当利回りと株価の下落基調、自己資本比率の低さが気になるところですが、毎年きちんと利益を出している企業なので問題ないでしょう。

ちなみに著名投資家のテスタ氏も同社の株を保有しております。

だからといって潰れないわけではないので投資は自己判断で行いましょう。

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