株主優待で自社施設ご招待、万博にも出展 飯田GHDの安定高配当株分析

・戸建て分譲住宅国内最大手の住宅メーカー

・10年以上減配が無い、累進配当を導入している安定配当銘柄

・増配期待薄も、利回り4%台の高配当銘柄

目次

〇会社概要と配当基準日

株式投資体験セミナー

飯田グループホールディングス(以下飯田GHD)は戸建て分譲住宅国内最大手でシェア約3割を占める住宅企業です。2013年に飯田産業など6社が経営統合し、持株会社として設立されました。現在でもその6社は飯田GHDの子会社として存在しています。戸建て分譲住宅以外にも分譲マンションや注文住宅、不動産賃貸や仲介、保険等、不動産に関する様々な事業を展開しております。



配当は10年以上減配がなく安定しています。一時期は毎年のように増配していましたが、ここ3年は90円で安定しています。またEPS(一株当たり純利益)に関してはここ10年数値に大きな変化が無いため、今後も増配は控えめにして90円か、一定額の配当が続くのではないかと思われます。


配当基準日:3月末

〇直近株価と配当額と利回り

 

 株価:2,260円

 配当額:90円

 利回り:3.98%

現時点においては4%前後の配当利回りが期待できます。


〇配当方針


累進配当を基本方針とし、業績に連動した株主還元を行うとしています。尚、同社は株主優待を実施しています。

〇過去10年配当とEPS(一株当たり純利益)



配当金は2013年の持株会社設立から一度も減配はありません。また赤字もありません。但しEPSの数値は毎年そこまで変わっていないため、増配をする余力があるかと問われると疑問符が付きます。

〇時価総額と自己資本比率

 

 時価総額:6,005億円

 自己資本比率:53.7%

時価総額は割と高めです。自己資本比率も悪くなく、累進配当を取り入れるに十分な数値だと思われます。

 

〇過去10年間のチャート


引用:国内株式|SBI証券


コロナ禍の2020年から一気に上昇してきましたが、最近はコロナ禍以前の水準まで戻ってきた感じがあります。



〇総括

飯田GHDは戸建て分譲住宅で国内シェア1位を誇る住宅。不動産系の持株会社です。事業も戸建て分譲住宅だけでなく、マンションや不動産、金融保険分野など多種にわたっています。今後は現在の戸建て分譲住宅依存度84.6%を70%近くまで下げ、事業ポートフォリオを拡大することを中期経営方針としています。


配当方針は累進配当制のため減配の可能性は低いです。企業の安定性の面でも、利益、自己資本比率とも安定しており、また設立以来減配もないため安定配当株と言えるでしょう。また利回りも現時点では4%を超えていることから、高配当株を名乗る資格もあるものと思います。

但し繰り返しになりますが、ここ10年のEPS(一株当たり純利益)の数値は良くも悪くも安定しているため、増配をするだけの利益が得られるかは難しいと思います。現時点の配当金額は守られる可能性が高いため、増配に期待はできないけれども一定の配当金を運んできてくれる銘柄だと言えるでしょう。

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