目指せ2倍株、3倍株! 2025年上昇が期待される、かめはちの注目銘柄3選

明けましておめでとうございます。

今年の私の目標は、保有資産を倍にすることです。

保有資産を倍にできてもFIREはしません。

でも最低限不労所得だけで生きていく体制を築くことができます。

この目標に向けて、今年は3つの銘柄へ投資することでスタートしたいと思います。

今回は私が今年伸びる、具体的には2倍以上が狙えると考えている銘柄について、紹介したいと思います。

尚、結果は保証しません。投資は自己判断でお願いします。

目次

前提として

株式投資体験セミナー

今回ご紹介する銘柄に限った話ではありませんが、倍になるかどうかの判断基準を一つお話したいと思います。

それは「時価総額を見る」ということです。

現在の日本株時価総額ランキング(2024年12月末時点)は以下のようになっています。

日本株時価総額一覧(1~10位)

引用:日本株 日本企業時価総額上位ランキング – 日本経済新聞

これで見ると、1位はトヨタ自動車で約50兆円。2位は大分離れて三菱UFJフィナンシャル・グループで約22兆円です。

時価総額は「発行株数×株価」によって算出されます。

つまり発行株数が変わらなければ、株価が2倍になることはそのまま時価総額が2倍になるということです。

ではここで質問です。

「みずほフィナンシャルグループ」の株価が2倍になる未来をあなたは想像できるでしょうか。

「みずほフィナンシャルグループ」はメガバンク3位の金融グループで時価総額は約10兆円です。

しかしメガバンク2位の「三井住友フィナンシャルグループ」とは売上や利益などでだいぶ差が開いています。

「三井住友フィナンシャルグループ」の時価総額は約15兆円、つまり「みずほフィナンシャルグループ」の株価が2倍になるには、「三井住友フィナンシャルグループ」を抜いて、時価総額22兆円ある「三菱UFJフィナンシャル・グループ」と肩を並べなければいけません。

それができるのかというと、個人的にはその未来を想像することはできません。

ゆえに、「みずほフィナンシャルグループ」の株価が2倍になる可能性は低いと判断できるわけです。

もちろん自社株買いや、上位銘柄の時価総額増によって状況が変わることはあります。

ただ今回は基本方針として、他社の時価総額を踏まえたうえで株価がどの程度上がる可能性があるのかを考えてみたいと思います。



[7011]三菱重工業

1つ目は三菱グループの中心である三菱重工業です。

実は昨年からすでに投資を始めてはいるのですが、含み益を出していることもあり、場合によっては買い増しも検討したいと思っています。

「三菱重工業」を選んだ理由は2つあります。

1つは防衛分野での躍進を期待できるからです。

ご存じの通り現在の日本は台湾有事やトランプ政権への対応として、国策として防衛費の引き上げを行っています。

「国策に売りなし」の相場格言がありますが、その通り今後防衛産業は伸びていく分野だと判断しております。

そして防衛分野の最大手が「三菱重工業」というわけです。

防衛分野においては他にも「川崎重工業」「三菱電機」「NEC」が防衛大手として挙げられますが、陸・海・空すべてをカバーしているのは「三菱重工業」だけです。

それだけ防衛産業では存在感のある企業なので、買いの候補として挙げました。


2つ目の理由は電力分野に強いことです。

現在AI分野が投資テーマとして熱いことは、株をやっている人はご存じかと思います。

その中で昨年はAIに関連する半導体だけでなく、AIを動かすためのデータセンターに使う電力にも注目が集まりました。

それが証拠にデータセンター向けの電力を運ぶ電線を作る企業である「フジクラ」株は、昨年年初から約6倍近くまで株価を上昇させています。

フジクラ1年株価チャート

引用:国内株式|SBI証券

そしてAI用データセンターを動かすには膨大な電力が必要になります。

その電力を作る火力発電向けタービンや原子力発電分野で世界的な技術力を持っている企業が「三菱重工業」なわけです。

SDGsが叫ばれている世の中ですが、再生可能エネルギーにいきなりすべてが変わるわけではありません。

まだ研究段階にあるものがほとんどです。

そんな中、二酸化炭素を石炭よりも出さないLNGによる火力発電が注目されています。

そして「三菱重工業」の火力発電用タービンは世界的に見ても非常に性能が良く、効率的な発電が可能です。

また二酸化炭素を出さない発電手段として、先進国でも原子力発電が見直されています。

原子力分野は取り扱っている企業が世界的にも少なく、日本では「三菱重工業」のグループと「日立製作所」のグループしか存在しません。

ちょっと前には「東芝」も取り扱いがありましたが、事業規模を縮小させています。

また「三菱重工業」の2024年統合報告書では、防衛と火力・原子力などの発電分野に経営資源を集中させる旨が記載されています。

実際に同社は2024年12月に傘下のフォークリフト3位、「三菱ロジスネクスト」を売却しました。

このように、火力・原子力発電の分野で需要が見込め、それを取り込める企業が「三菱重工業」であることから投資候補としました。

昨年の「三菱重工業」のチャートを見ると、以下のようになっています。

三菱重工業株価1年チャート

引用:国内株式|SBI証券

途中で株式分割がありましたが、約2.5倍近くまで上昇しています。

では時価総額はどうか。

「三菱重工業」の24年末時点時価総額は約7.5兆円です。

比較するのは同じ重電メーカーで時価総額首位に立つ「日立製作所」、時価総額は約18兆円です。

私の感覚では日本を代表する企業と言ってもよい「三菱重工業」が「日立製作所」の上に立つことは不思議なことではありません。

今後の需要分野を考えれば、「日立製作所」を抜いてもおかしくないと思っています。

現在の時価総額で判断すれば、「日立製作所」の時価総額まで約2.5倍、つまり「三菱重工業」の株価はあと2.5倍上昇する可能性があると考えています。

以上理由から、私は「三菱重工業」を2倍株、もしくはそれ以上上がる株として投資しています。



[6315]TOWA

聞いたことのない方が多いと思います。

それもそのはずで、この企業は四季報や日経の業界地図にも載っていません。

「TOWA」は半導体製造装置のメーカーで、後工程に該当する「モールディング」の世界シェアトップ企業です。

「モールディング」とは半導体チップを傷や衝撃から保護するために樹脂でパッケージングする工程のことで、「TOWA」はこの分野の装置で6割の世界シェアを誇りトップ、さらには「HBM」という最先端メモリー半導体向け装置ではシェアを独占しています。

中堅企業ながら隠れた優良銘柄です。

ちなみに「HBM」は米国半導体トップ企業の「エヌビディア」が販売を公表している「ブラックウェル」という最先端半導体で使われる部品です。

「エヌビディア」によると「ブラックウェル」の受注はとても旺盛とのことで、それに伴いHBM半導体の需要も大きくなることが予想されます。

HBM半導体のパッケージング装置シェア独占状態の「TOWA」もこの恩恵にあずかり業績が伸びるものと予想されます。

昨年の「TOWA」のチャートは以下の通りです。

TOWA株価1年チャート

引用:国内株式|SBI証券

現在は1,500円程度の株価ですが、相場格言に「相場は過去につけた高値を取りに来る」というものがあります。

一時期4,500円まで株価を伸ばしているので、この相場格言に従えば3倍株に育つ可能性があります。

また同社は中堅企業のため、時価総額は1,500億円にも満たないです。

同じ半導体製造装置後工程の企業であり、各分野でシェアトップである「ディスコ」や「アドバンテスト」は時価総額が4兆円規模であることから、「TOWA」もさらに株価が伸びる可能性もあります。

またEUV光源の検査装置でシェア独占の「レーザーテック」の時価総額が約1.6兆円。

規模的には「レーザーテック」が「TOWA」の4倍ほどあります。

しかし以下のチャートのように「レーザーテック」が5年で株価を9倍にしたことを考えると、半導体市況によっては「TOWA」も同じだけのポテンシャルを秘めていると言ってよいかもしれません。

レーザーテック株価5年チャート

引用:国内株式|SBI証券

とはいえ私が「TOWA」を選んだ理由は、直近1年で3倍まで株価が上がることを期待してのことです。

そこから先どうするかは現状では考えておりません。



[8725]MS&ADインシュアランスグループホールディングス

3社目はメガ損保2位の「MS&ADインシュアランスグループホールディングス(以下「MS&AD」)」です。

「MS&AD」を選んだ理由は4点あります。

1つ目は、日本の損保業界での業績が堅実に推移するだろうことです。

日本の損保業界は「東京海上ホールディングス」「MS&AD」「SOMPOホールディングス」のメガ損保3社で寡占状態にあります。

そのため価格調整が容易で業績が悪化しにくいことが特徴です。


2つ目は、メガ損保の中でも「MS&AD」は配当利回りが高いことです。

まあ配当利回りが高いことはキャピタルゲイン狙いの場合はおまけ程度のものですが、配当狙いの長期保有にも優れています。


3つ目は、バフェット氏による投資効果が見込める可能性があることです。

米国の著名投資家であるウォーレン・バフェット氏が代表を務めるバークシャー・ハサウェイも保険会社です。

バフェット氏は日本の総合商社5社の株式を「事業形態がバークシャーと似ているから」という理由で購入しました。

その後、総合商社5社の株価は跳ね上がりました。

バークシャーは損害保険も取り扱っており、「MS&AD」と業態が被るため、総合商社の株式を買った時と同じ理由で日本の損保株を購入する可能性があると考えました。

まあこれは希望的観測程度の理由ですが……。


4つ目は、日銀による金利の引き上げが見込めるからです。

昨年から日銀はゼロ金利政策を止め、会合ごとに金利の引き上げを検討してきています。

今後金利が上がることが見込める現状では銀行株や生保、損保などの金融株は株価が上昇します。

そのため「MS&AD」も金利上昇の恩恵を受けられると考えました。


以上4点がファンダメンタルにおける「MS&AD」購入の理由ですが、それ以上に購入の決め手となる理由が存在します。


それは時価総額です。

現在の「MS&AD」の時価総額は約5.7兆円。

損保業界首位の「東京海上ホールディングス」は約11兆円と丁度2倍程度の差があります。

しかし業績や規模を見ていると、「MS&AD」と「東京海上ホールディングス」にそこまで大きな差があるとは思えません。

「東京海上ホールディングス」も上で挙げたうちのいくつかの理由で今後も株価が上昇すると考えれば、「MS&AD」の時価総額が10兆円まで上がることも現実的な話だと考えます。

また2024年の「MS&AD」統合報告書にて社長が「時価総額10兆円を早期に達成することを目指す」と書いていることや、CFOも時価総額の向上に言及していることからも、今後の上昇が期待できると思われます。

ちなみに去年の「MS&AD」チャートは以下の通りです。

MS&ADインシュアランスグループホールディングス1年株価チャート

引用:国内株式|SBI証券

株式分割がありましたが、株価2,000円から始まって一時期4,000円まで上がっています。

つまり去年は2倍株を達成しているのです。

今後も同様の展開があることを期待して、同銘柄を選択しました。



まとめ

今回は私が今年資産を倍にするという目標を達成するために狙っている銘柄を3つご紹介しました。

3つの銘柄はすべて政策株です。これは「政策に売りなし」という相場格言に従ったものになります。

また最初に述べた通り、時価総額にも注目して銘柄を選択しました。

今回の期間は1年間としているため、目標時価総額に今年届くかは分かりません。

しかし可能性があるものとして購入しております。

今年は米国でトランプ政権が発足したことにより、株式市場が荒れる可能性があります。

しかしコロナ明けからの強気相場はまだ3年目であり、暫くは大きな暴落がないものと考え、今のうちに資産を増やそうとしているわけです。

というのも、大恐慌というのは大体10年単位で訪れる傾向にあるため、コロナショックのあった2021年からを考えるとのんびり構えてもいられません。

個人的には2027年辺りから少しずつ恐慌の心配をした方が良いものと考えております。

とはいえ現状では生成AIブームはまだ収まる様子を見せず、半導体だけでなく電力や電線など派生分野の銘柄が上昇したり、「金利のある世界」の実現という一部業界にとって追い風となるニュースがまだ存在します。

直近数年でどうこうなるような話ではないと思われますので、今のうちに資産を蓄えて、恐慌が起きた時にまた安く株式を購入したいという算段です。


余談、ここでは紹介しませんでしたが、[7735]SCREENホールディングスも実は候補に入れていました。

「SCREENホールディングス」は半導体製造の前工程における洗浄装置で世界シェアトップの会社です。

昨年2倍株を達成したことと、世界シェアトップながら時価総額が1兆円にも満たないことから、2~4倍に株価が上昇する銘柄と睨んでいました。

ただ世界シェアで見た時に「TOWA」がHBMで独占事業を持っている点や、時価総額が小さいゆえに株価が大きくなりやすい点から今回は「SCREENホールディングス」ではなく「TOWA」を選択した次第です。

「別に両方買ってもいいのよ?」と思わなくもないですが、同じ半導体製造装置業界に属する企業のため、リスク分散のためにも両方購入することはやめました。

ちょっと惜しいなとは思いますけどね。

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