戸建レベル賃貸のシャーメゾンとこだわり注文住宅 積水ハウスの連続増配株シミュレーション

・住宅業界2位の大手住宅メーカー

・13年連続増配中、最近は増配額も増えつつある銘柄

・現状でも5.5%安定配当株と20年累計配当金は同水準の想定

目次

〇会社概要と配当基準日


積水ハウスは日本の大手住宅メーカーです。

大和ハウス工業と並んで2大住宅メーカーと言われることもあります。

ちなみに「セキスイハイム」のブランドで有名なのは積水化学工業の方です。

積水化学工業とは別会社ですが、積水ハウスは元々積水化学工業のハウス事業部が1960年に独立してできたものです。

積水という言葉は「孫子」の一節に由来しています。

プラスチックを扱う積水化学工業が用途拡大のためにプレハブ住宅の事業化を行ったのが積水ハウスの元で、積水ハウスが軌道に乗ると積水化学工業の方も住宅事業を有望視して参入、今では両会社とも住宅事業を行っています。

事業としては積水化学工業が化学メーカーなのに対し、積水ハウスは住宅メーカーのため、どちらかというと大和ハウス工業の方に似ています。

戸建て・賃貸住宅の建設や分譲住宅・マンション事業、不動産手数料事業や都市再開発、国際事業や果ては医療や福祉の建物分野にも展開しています。

これは積水ハウスの「生涯住宅思想」の視点によるものです。

最近では省エネ住宅にも力を入れています。


配当基準日:1月末

〇配当方針

平均配当性向40%以上かつ年間配当金の下限を110円としています。

また株主優待でお米が貰えます。

〇時価総額と自己資本比率

時価総額:2兆3,496億円

自己資本比率:41.3%


時価総額は住宅建設部門で2位です。自己資本比率も問題ないでしょう。



〇過去10年間の配当とEPS(一株当たり純利益)含む平均等基本情報



2023年に配当金の下限を110円に設定した影響で増配額が上がっています。平均増配額は8円程度。利回りは3.39%でまあまあです。

〇比較込20年シミュレーション

投資額を1百万円として、平均増配額から予想した今後20年の配当金累計を、利回り6%と5%の場合と比較した結果が下の表となります。


現状の株価でも5.5%利回りの株の配当総額を20年後には上回る計算です。

増配額の多さが要因となっています。

〇6%配当と同額を達成する株価シミュレーション




株価3,400円で6%配当株に追いつきます。現在の株価から200円下げる程度。株高の今を過ぎれば狙える範囲内に思えます。


〇過去10年間のチャート


SBI証券より引用

コロナで上昇傾向に冷や水を浴びせられた格好になりましたが、その後は順調に右肩上がりです。現状の株高が終わった後に下がるようなら狙いたいですね。

〇総括

積水ハウスは住宅2位の会社で、住宅建設や分譲、都市開発、海外展開を行っている会社です。

成長戦略として国内は安定的成長を目指し、海外では積極的成長を目指すとしています。

ちなみに現在の海外部門の売上比率は17%程度で成長の余地がありそうです。

配当に関しては高いEPSと、それを活かした配当を行っているという印象です。

年間配当金の下限を110円に設定したことから、会社が今後の成長に自信を持っていることがうかがえます。

2025年3月期は129円の配当予定なので、達成されれば13年連続増配株となります。

増配を続けられるかは、安定した収益を上げ続けられるかにかかっているでしょう。

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