余剰資金は投資運用に回すべきか? 使わないお金を増やす方法4選

当サイトをご覧になっている資産運用を考えている方の場合、生活がキツキツだったり「宵越しの銭は持たねぇ!」という江戸っ子の方でなければ、将来のために普段の生活で使わずに余ったお金や貯蓄に回しているお金が存在している方もいらっしゃるかと思います。

そのお金、今のまま銀行に預けておいても大して増えないからもったいない。

何か「資産運用している」と言えるようなことはできないだろうか。

今回はすぐには生活に使わない余剰資金をうまく運用したいというお悩みについて、2つの解決方法を提示させていただきたいと思います。


目次

高金利の地方銀行やネット銀行に預金する

一つ目の方法は預金です。

多くの方は「ゆうちょ銀行」や「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「みずほ銀行」といった大手銀行をメインに利用し、預金しているものと思います。

しかしこのような大手銀行は何もしなくても人が集まるため金利が低くても預金を獲得できます。

そのため預金金利を高くしてお得度を増し、銀行に魅力を感じてもらうことで預金者を集めようとします。

よって今回は地方銀行やネット銀行で預金をすることをお勧めしたいと思います。


普通預金

預金には基本的に「普通預金」と「定期預金」があります。

普通預金はいつでも好きな時に払い戻しができる反面、定期預金と比べて金利が低い場合が多いです。

ただし、一部の銀行においては普通預金でも定期預金並みの金利を誇るところも存在します。


「SBI新生銀行」の場合は振替手数料無料や、コンビニのATMが無料で使えるなどの利便性を兼ねそろえているのでお勧めです。

これは定期預金並みの高さです。

これは例えば100万円をメガバンクと上記2行に預けた場合、メガバンクの方は年間1,000円しかお金が増えませんが、紹介した銀行では3,000~5,000円もお金が増えているということになります。どちらがお得かは言うに及びません。


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定期預金

定期預金は一定期間引き出し不可能な預金のことで、その分普通預金よりも金利が良い場合が多いです。

定期預金の場合も地方銀行やネット銀行の金利が良い場合が多いです。

メガバンクである「三菱UFJ銀行」と「UI銀行 キャンペーン金利」を比較した場合、「三菱UFJ銀行」の1年定期預金は0.125%のため100万円預けたら1年後に1,250円増えていることになります。

一方「UI銀行」の場合は、100万円を預けたら1年後に5,500円も増えていることになるのです。

しかもネット銀行の場合、キャンペーンは同じ時期に行われることが多いため、1年後にもまたキャンペーン金利で運用することが可能な場合があります。


メガバンクに預けるのとどちらが得か、いうまでもないと思います。

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投資信託で運用する

最近ではNISA制度の広まりを受けて、投資信託で運用すること、特に「オルカン」や「S&P」の投資信託で運用することを勧める主張を耳にすることもあるかと思います。

今回ご紹介するのも、いわゆる「オルカン」と「S&P」です。

なお、「投資信託とは何ぞや?」という方は下の記事をご覧いただければと思います。

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「eMAXIS Slim全世界株式」投資信託

「eMAXIS Slim全世界株式」投資信託、通称「オルカン」で運用するパターンです。

経済評論家の故・山崎元氏が勧めていた方法ですね。

詳しくは下の記事をご覧ください。

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簡単に説明しますと、この投資信託は世界中の株式に100円から投資できる商品です。

例えば100万円でこの「eMAXIS Slim全世界株式」投資信託を購入した場合、年間期待利回りは7.8%程度なので、1年後には78,000円(税前・手数料未勘案)が増えている計算になります。


「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 」投資信託

こちらは米国を代表する企業500社に投資をして運用する投資信託です。

「オルカン」が米国以外の国々を含めて投資するのに対し、「S&P」は米国株の上位500社のみで運用します。

こちらは著名投資家のウォーレン・バフェット氏が勧めている方法になります。



詳しくは下の記事をご覧ください。

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運用結果が米国経済に左右される側面はありますが、現在は米国が経済の中心となっていますので、今後も米国が強い成長を続けることが期待できると判断するのならば、「オルカン」よりも多くの資金を得ることが可能です。

例えば100万円でこの「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」投資信託を購入した場合、年間期待利回りは10%程度なので、1年後には100,000円(税前・手数料未勘案)が増えている計算になります。


まとめ

銀行預金というのは1,000万円までは元本保証のため、預けていてお金が減ることはありません。

しかし資産運用よりはお金が増えないというデメリットがあります。

対して資産運用の場合は銀行預金よりもお金が増えやすい反面、タイミングなどによっては預けたお金が減ることも考えられます。

ただし投資信託の場合、過去の歴史においては長期投資をすれば必ず儲かっているというデータが存在します。

積立投資の最終時価残高表
積立投資で最終時価残高が元本割れする割合表

引用:過去のデータから学ぶ長期投資 |ニッセイ基礎研究所

世界株式に投資した場合のリターン振れ幅表

引用:長期投資の「長期」とは何年?メリットと併せて解説 | 資産運用スタート編 | お金を育てる研究所



このように、米国株式投資信託の場合は20年保有で元本割れの可能性が0、全世界株式投資信託(オルカン)の場合は15年保有で元本割れの可能性が無くなります。

もちろんこれは過去のデータのため、今後もこのような数値に収まるという保証はありません。

しかし少なくとも過去においては長期投資を前提に投資信託の元本割れが発生する確率が0になった事例が存在しているということでもあります。

最後になりますが、当サイトではどちらの運用方法が良いということは言いません。

リスクの許容度は人によって異なるため、それを他人が決めることはできないからです。

ご自身でじっくり考えて、お金を増やしていただければと思います。

もし投資信託の購入を検討していて、やり方が分からなかったり、どの証券会社が良いのか決めかねている場合は下の記事もご覧いただけますと幸いです。

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また、もはや資産運用について自分で考えるのが面倒くさくなってしまった方には、「ファイナンシャルプランナー」という資産運用のプロに相談するという手もあります。

下の記事で詳しく解説しているので、よろしければご覧ください。

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