集金代行サービスはネット銀行で口座振替できる リコーリースの連続増配株シミュレーション 

・光学やOAメーカー、リコー系リース会社

・24年連続増配中の長期増配銘柄

・安定した増配をするが株価が高いのが難点

目次

〇会社概要と配当基準日


リコーリースは複合機や光学機器メーカーのリコー(RICOH)系のリース会社です。リコー製品の販売支援を目的に設立された企業であるので、主に光学・OA機器のリースを行っています。


またリコー自体が理化学研究所グループの企業であることから、同企業会である三愛会の会員企業でもあります。またリコーの関連会社であるとともに、みずほリースの関連会社でもあります。


リース業界では8位に位置しています。2020年からの中長期ビジョンでは「循環創造企業へ」というメッセージを掲げており、サステナビリティ経営への意識の高さが見て取れます。リコーリースは24年連続増配企業で、これは日本企業5位の長さになります。

配当基準日:3月末

〇配当方針

ホームページには鼻息荒く、「当社グループは、配当の累進性と業界トップクラスの還元水準を意識し、持続的な成長と適正な資本構成及び財務体質の強化を図り、株主還元の拡充を目指します。配当性向は、2026年3月期に40%以上、2030年3月期に50%を目安とします。」と記載されています。

〇時価総額と自己資本比率

時価総額:1,618億円

自己資本比率:17.8%

時価総額で見ると大手というより中堅企業寄りです。自己資本比率は金融業ならこんなもんでしょう。

〇過去10年間の配当とEPS(一株当たり純利益)含む平均等基本情報


配当方針の勢いの良さに「大丈夫かな」と思いましたが、EPSを見る限りまだまだ余力があります。配当性向は20~30%程度でしょうか。配当方針の通り40%まで上げても問題ないでしょう。平均増配額も高めですが、利回りは3%を切っていて低めです。

〇比較込20年シミュレーション


投資額を1百万円として、平均増配額から予想した今後20年の配当金累計を、利回り6%と5%の場合と比較した結果が下の表となります。

増配額の高さが幸いしたのか、20年で見ると5%株と同じくらいの配当累計額となります。

〇6%配当と同額を達成する株価シミュレーション


株価は概ね4,400円で6%安定株に比肩する配当累計額になります。

〇過去10年間のチャート


SBI証券より引用

2020年のコロナ禍で株価が大きく下がりましたが、それ以前・以後と上昇を続けております。直近2023年から2024年は日本株が好調で、この流れは中長期移動平均線を見る限りしばらく続きそうです。

〇総括

リコーリースは企業規模としては決して大きくなく、リース業界での順位も高くはありませんが、大手複合機メーカーのリコーの関連会社ということで、業績に何かあった場合には支援が入ることが期待できるのではないかと思われます。


配当に関しては還元に積極的であり、その姿勢は日本株5位の連続増配記録にて証明済みです。増配額も割と安定しているので、安定連続増配株とみることができると言えます。欲を言うならば今は株価が高いので、4,000円以下になったら買いたいですね。

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