投資信託や個別株を始めるには証券口座を開く必要がありますが、どの証券口座を選ぶべきか多すぎて悩みますよね。
今回はネット証券会社の中で、松井証券を紹介したいと思います。
メリット・デメリット一覧
〇サイトが分かりやすく使いやすい
〇iDeCoでほとんどの「eMAXIS Slimシリーズ」が購入できる
〇大手ネット証券で唯一、iDeCoでの全ての投資信託について保有でポイントが貯まる
〇デイトレードのコストが安い
〇Youtube動画が面白いと評判
〇顧客対応の評価が高い
✕クレジットカード積立が存在しない(2025年5月よりJCBオリジナルシリーズカードにてクレカ積立開始予定)
✕国内株式取引で手数料が生じる
概要
松井証券は、戦前の1918年に創業した大手ネット証券の中でも歴史のある証券会社です。
2023年にはネット証券会社の市場における売買代金のシェアが3位でした。
松井証券の長所としては、ユーザーへのサポートが親切なところと、信用取引の強さ、iDeCoの使いやすさです。
松井証券は「問い合わせ窓口格付け(証券)」でネット証券唯一の12年連続最高評価を獲得しています。
また情報ツールも豊富に揃っています。
ちなみに口座開設時には下の画像にあるマニュアルが郵送されてきて、これに取引の仕方などが事細かに写真付きで書いてあります。
SBIや楽天、auカブコムといった他のネット証券ではマニュアルなんて付いてきません。



画面も見やすく、ネットがよく分からない苦手な方でも挫折せずに口座開設から取引までできます!



おまけにYouTubeで芸能人を招いた専用の番組を作って情報発信までしています。ここまでやるかね、普通。
youtubeチャンネル 松井証券_MatsuiSecurities より引用
松井証券のコンセプトである「投資をまじめに、おもしろく。」がここにも表れています。
また投資中級者以上の方にとっては、松井証券のデイトレード向け商品(一日信用取引)手数料無料、金利・貸株料0%は非常に魅力的な特徴で、これだけで松井証券は検討に値するものと思われます。
ネットにあまり触れることがなくてよく分からない、苦手意識を持っている方。
投資初心者でネット証券の安さや利便性と懇切丁寧な対応の両方を求めたい方。
投資中級者以上で信用取引含むデイトレードを手数料を気にせずバンバンしたい方。
その方々にはおすすめの証券口座です。
基本情報
- 国内株売買手数料:25歳以下の場合は無料
基本的には0~100,000円。取引額100万円ごとに手数料1,000円増加
2.外国株売買手数料:米国株は0~20米ドルまで
3.端株売買の有無:なし
4.NISAとiDeCoの取扱:ともに有
5.時間外取引の有無:国内市場のみ有
6.外国株取扱内容:米国株
7.投資信託取扱本数:約1,700本
8.株式・投資信託自動積立サービス:投資信託のみ有
NISA情報
1.NISA国内株・国内投資信託売買手数料:ともに売買無料
2.NISA外国株・海外投資信託売買手数料:米国株と海外ETFの売買無料
銀行・クレジットカード・ポイント情報
1.提携銀行:MATSUI BANK(松井証券利用者のみ利用可能) 普通預金金利0.31%へUP



2.投資信託積立対応クレジットカード:なし(2025年5月よりJCBオリジナルシリーズカードにてクレカ積立開始予定)
3.使用可能ポイント:松井証券ポイント、(2025年5月より)Oki Dokiポイント
4.投資信託保有によるポイント取得:有
5.ポイント使用可能範囲:投資信託購入、他ポイントへの交換、商品交換
その他特徴
・2022年度問合せ窓口格付け(証券業界)、最高評価の「三つ星」をネット証券で唯一12年連続で獲得
・一日信用取引(デイトレード)の売買手数料、金利、貸株料のコストは0と、ネット証券最安値水準
・信用取引において、返済期間の無い無期限信用取引の利用が可能
・クレジットカード(MATSUI SECURITIES CARD)買い物利用で松井証券ポイントが貯まる
・iDeCoで保有している投資信託についても、商品の種別を問わず松井証券ポイントが貯まる
・資産運用サポートツール「ロボアドバイザー」や四季報含む様々な投資情報を持つ「マーケットラボ」など、無料の情報ツールが豊富
まとめ
個人的感想として「ネット証券らしからぬ社名だなぁ」と思うものですが、戦前から証券業を営んて来た老舗なので下手に改名しない分、歴史の重みを感じます。
その歴史が育んできたものかは知りませんが、松井証券はネット証券の中でもヘルプデスクサポートの質がとても良いです。
AIチャットだけでなく有人チャットも存在するため、AIの回答にありがちな「そこじゃない」感も解決できます。
新NISAに限らず、証券分野で何か新しいことを始めようとする方や、他の証券会社では操作が難しそうで手が進まない方には、松井証券のサポートは大きな力になってくれるでしょう。
対人サポートだけでなく、松井証券の誇る様々な情報ツール・サポートツールも支えになってくれます。
現物取引手数料は正直割高です。
しかし新NISAで使うだけなら手数料無料なので問題ありません。
投資信託の銘柄数も一定数確保しております。
が、新NISA以外で現物株をされる方はSBI証券や楽天証券の方が良いでしょう。
現物株ではあまりメリットが見込めませんが、デイトレードをされる場合は手数料が格安なため大きなメリットになります。
投資初心者の方がデイトレードをすぐにされることはあまりないとは思いますが、初心者から中級者以上になり、株の楽しさが分かるようになってデイトレードに興味を持つようになったら、松井証券のことを思い出してください。
松井証券は初心者には手取り足取り丁寧なサポートを、中級者以上で株の楽しさを知った方にはその楽しさを加速させてくれる制度やツールが存在しています。
このブログではデイトレード等のネタはあまり扱いませんが、私も初心者で投資信託から投資の世界に入った後、個別株やトレードで株の楽しさを知った身です。
貴方が投資の世界にどこまで求めるのか、どこまで入っていくのかは貴方次第ですが、松井証券は入り口からその先まで貴方をサポートしてくれることでしょう。


