クレカ積立のポイント還元率は業界首位級 三菱UFJ eスマート証券の特徴

投資信託や個別株を始めるには証券口座を開く必要がありますが、どの証券口座を選ぶべきか多すぎて悩みますよね。

今回はネット証券会社の中で、三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)を紹介したいと思います。


メリット・デメリット一覧

〇Pontaポイントが使いやすく、貯まりやすい

〇au経済圏に属するためポイントの使い道が幅広い

〇親会社が三菱グループで安心感がある

〇三菱UFJフィナンシャル・グループとの連携加速中

 (モルガンスタンレーの株式注文執行システムの提供や三菱UFJ銀行口座からの自動入出金サービス等)

✕サイトが使いづらく分かりにくい

✕取引手数料が高い(割引制度あり)

✕外国株の品ぞろえが悪い

目次

概要

株式投資体験セミナー

三菱UFJ eスマート証券は、メガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループと携帯電話auブランドのKDDIグループが設立したネット証券会社です。




さらには三菱UFJ eスマート証券の特徴として、多種多様な割引サービスが用意されています。

またクレジットカードによる投資信託積立のポイント還元率はネット証券会社首位級です。



ネット証券に資金を預ける不安を感じなくて済む点と、au経済圏その他多くの店でポイントを使うことができる利便性、そのポイントが投資信託取引などで貯まりやすい「お得さ」を重視するなら魅力的な口座です。

基本情報

  1. 国内株売買手数料:25歳以下の場合0円

 ワンショット手数料の場合55~4,059円

 1日定額手数料の場合0円~取引100万円ごとに1,100円加算

2.外国株売買手数料:0~22米ドルまで

3.端株売買の有無:有(名称:プチ株)

4.NISAとiDeCoの取扱:ともに有

5.時間外取引の有無:なし

6.外国株取扱内容:米国のみ

7.投資信託取扱本数:約1,700本

8.株式・投資信託自動積立サービス:日本株・投資信託が可能


NISA情報

1.NISA国内株・国内投資信託売買手数料:ともに売買無料

2.NISA外国株・海外投資信託売買手数料:米国株と海外ETFの売買無料


銀行・クレジットカード・ポイント情報

1.提携銀行:auじぶん銀行(auマネーコネクト) 普通預金金利0.21%へUP


2.投資信託積立対応クレジットカード:「au Payカード(還元率1.0~3.0%)」

「三菱UFJカード(計画中)」

3.使用可能ポイント:Pontaポイント

4.投資信託保有によるポイント取得:有

5.ポイント使用可能範囲:国内株・投資信託購入


その他特徴

・デイトレード信用取引手数料無料

・国内現物株式手数料の割引オプションが豊富(NISA口座保有、au通信契約、関係株式保有、年齢等)

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まとめ

 知名度ということではSBI証券や楽天証券に譲りますが、サービスの内容という面では三菱UFJ eスマート証券も引けを取りません。




 手数料割引のオプションについては非常に豊富ですので株式等の通常取引にも使えますが、ネット証券の分野においては、SBI証券と楽天証券が現物株式等手数料を無料にしたインパクトが強いので、「100万円まで手数料無料」や「25歳以下手数料無料」およびその他手数料割引に関するオプションは正直2社に比べて物足りなく感じます。

 その一方で2社と差別化できているところとして、Pontaポイントが活用できる点、株式の自動積立投資ができる点、投資信託クレジットカード積立におけるポイント還元率が高い点、信用格付けが2社より高く安心できる点が挙げられます。

投資信託本数は2社に劣りますが、初心者がメインで使うようなところは押さえており、特に不便は感じないかと思われます。そもそも1,700本とか2,300本とか必要なの?

 新NISAの活用に限って言えば、取引手数料は無条件で無料になることからSBI・楽天の2社の優位性は無くなります。

加えて三菱UFJ eスマート証券は個別株の自動積立投資も新NISAで行えることから、むしろ自由度は2社よりも高いと言えるでしょう。


ポイントに関してはSBIがVポイント、楽天が楽天ポイント、三菱UFJ eスマートがPontaポイントと住み分けがされていますが、Pontaポイントが他と比較してそこまで使いにくいということはないかと思われます。

また2024年7月に三菱UFJフィナンシャル・グループが公表した投資家向け資料にて、三菱UFJフィナンシャル・グループ各サービスとの連携、アプリを使った金融サービスの一体提供などの計画が記されていました。

2023年12月に三菱UFJグループのトップが、グループ内金融サービスの連携を強めて三菱UFJ経済圏を作る構想を練っていると公表していることから、将来的には三井住友フィナンシャルグループの「Olive」のように、三菱UFJ銀行の口座、クレジットカード、その他金融サービスとの提携が図られ一層便利に利用できる証券会社になるかもしれません。







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