[2024年9月度]日本株おすすめ安定高配当銘柄10選

当サイトでは個々に銘柄を取り上げて安定高配当株や連続増配株の診断をしています。

しかし企業マニアでもない限り、普通だったらこう思うでしょう。

「で、結局どの銘柄に投資をすればいいのさ。」

そこで今回は当サイトが考える安定して高配当を出してくれる銘柄を、簡単な紹介とブログ記事へのリンクと合わせて10個取り上げました。皆さまの投資先の候補として参考になれば幸いです。

尚、この記事で記載している株価と利回りは2024年9月24日終了時点のものとなりますのでご注意ください。また株価は常に動いているものなので、この記事で紹介している銘柄が常におすすめの銘柄でないこともご承知置き願います。経済状況などで利回りなんて変わりますからね。


目次

[9733]ナガセ




株価:1,768円

利回り:5.65%

ナガセは大学受験予備校の東進ハイスクールをはじめとした教育事業を行っている企業です。オーナー企業で時価総額も高くはありませんが、事業は比較的安定していて10年以上減配がありません。受験業界だと少子化の影響で先細りの印象を受けますが、上位層の大学への進学需要は今後も安定していると予測できるため、大手予備校である東進ハイスクールを擁するナガセの業績も将来的にある程度安定が見込めるものと考えます。

ただ同社の配当は3月期末に1回だけのため、年2回の配当を求める方には不向きです。

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[3294]イーグランド



株価:1,465円

利回り:5.60%

イーグランドは中古住宅の再生事業を行っている中堅不動産会社です。中堅不動産会社という響きから安定性に不安を感じますが、同社は10年以上減配がなく、また配当は毎年利益の範囲内で行っているため毎年安定した利益と配当が望める隠れ有望企業です。

またこの会社は累進配当を掲げているため、将来的にも安定した配当が約束されていると言っても良い、もっと言えば将来の事業の見通しが立っている企業ともいえます。

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[1719]安藤・間



株価:1,123円

利回り:5.34%

安藤・間は準大手ゼネコン(建設会社)で、ダム作りの技術に定評のある企業です。同社は10年以上減配はなく、また利益の範囲での配当を続けています。同社は日経累進高配当株指数にも採用されるほどの安定配当銘柄で、要するに日経も認めている安定高配当株ということで今後も安定配当が見込める銘柄だと判断しています。

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[8130]サンゲツ



株価:2,836円

利回り:5.29%

サンゲツはインテリア内装材で国内トップシェアを誇る専門商社で、江戸時代創業の老舗でもあります。同社は10年以上の減配がないだけでなく、11年連続で増配を続けている連続増配株です。配当に対するEPS(一株当たり純利益)の割合はまちまちですが、自己資本比率が60%以上と高めなことと、EPSが不十分でも減配を行っていないことから、今後とも安定した配当だけでなく少額だとしても増配が続くものと思われます。

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[4671]ファルコホールディングス



株価:2,389円

利回り:5.02%

ファルコホールディングスは臨床検査大手のヘルスケア関係企業で、調剤薬局事業なども行っています。同社は13年連続増配株で、かつ自己資本比率も70%と高め、おまけに配当は毎年の利益の範囲内で出している安定連続増配高配当企業となっています。

配当方針もDOEを採用して下限を設定しているだけでなく、利益成長を通じた連続増配を目指すとしているため、今後の増配にも期待できます。

あまり馴染みのない業種の企業ですが、下の記事も参考にご検討いただければと思います。

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[4044]セントラル硝子



株価:3,470円

利回り:4.90%

セントラル硝子はガラス業界3位の企業で、ガラス事業と化学事業を行う会社です。ただ元々は化学品からスタートした企業で、現在も売上の7割は化成品事業のため、化学メーカーの方が近いかもしれません。

配当は10年以上減配がなく、2022年には赤字でしたがその際も減配をすることなく配当金を出しています。配当方針ではDOEを使用して配当下限を定めていることと、直近での利益が好調なこと、また自己資本比率も50%を超えていて安定していることから、安定高配当株に該当すると判断しました。

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[7956]ピジョン



株価:1,578円

利回り:4.81%

ピジョンは乳幼児用品の大手メーカーで、特に哺乳瓶では世界トップクラスのシェアを誇ります。同社は2010年から2022年まで連続増配を続けており、その後現在に至るまで減配はありません。その配当安定性から日経累進高配当株指数にも採用されています。

直近ではやや利益を落としていますが、赤字になってはいません。また海外市場にはまだ需要があり、十分な進出をまだ行っていないため、今後利益は回復するものと見ています。

配当方針では「現在の配当水準を維持した上での安定的な配当継続」としており、明確に累進配当を謳っている訳ではありませんが、今までの実績から今後も安定的な配当が期待できるものと思われます。

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[6737]EIZO



株価:4,460円

利回り:4.71%

EIZOの文字通り映像の会社です。最近ではヘルスケア事業にも力を入れています。10年以上増配を続けている連続増配株であり、配当は毎年利益の範囲内で行っている、しかも自己資本比率が80%に迫るほど高い安定企業です。

ただし安定配当株としては良いのですが、連続増配株で見たときには20年単位で他におすすめできる企業があるため、あくまで増配はおまけくらいのスタンスで考えておくと良いかと思います。

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[7313]テイ・エステック



株価:1,766円

利回り:4.70%

テイ・エステックは自動車や二輪車のシートを製造しているホンダ系の企業で、大株主はホンダです。同社は11年連続増配をしている企業で、自己資本比率も70%を超えています。2023年3月期はEPS(一株当たり純利益)が十分でなかったにも関らず9円の増配を行うなど、増配に力を入れていると言える企業です。

販売先の9割がホンダグループ向けという偏りはありますが、ホンダ自体が二輪車世界1位、四輪自動車世界7位の世界的企業のため、ある程度安定している企業と見て良いと思います。

余談ですが、同社は株主優待を実施しており、1,000株を3年以上保有していると18,000円相当のご当地ギフトをプレゼントしてくれます。これほど金額の高いギフトは株主優待でも珍しいと思いますので、資金に余力があれば狙ってみても良いかもしれません。

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[2914]JT(日本たばこ産業)



株価:4,170円

利回り:4.65%

JT(日本たばこ産業)は旧専売公社で、日本で唯一のたばこメーカーです。たばこは国内で嫌煙の潮流にあるため斜陽産業ととらわれがちですが、海外では嗜好品として未だ需要が根強く、JTも売上の7割程度を海外で稼いでいます。またその世界シェアは3位と高ポジションです。

JTは高配当株としても有名で、2021年12月期に減配がありましたがその一方で増配も多く、2021年度以外の10年間では減配はありません。毎年安定して利益を上げていることからも、安定高配当株と判断して良い銘柄だと判断します。

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〇編集後記


以上10社が、2024年9月度に当サイトが選択した安定高配当銘柄です。多分10社の中で聞いたことがある会社は2~3社程度で、あとは名前も知らない会社だったのではないでしょうか。実際個人投資家に人気のある高配当株銘柄はJTや武田薬品工業、銀行や商社株が多いです。

しかし実際には、一般的に高配当銘柄として有名な銘柄よりもはるかに利回りが良くて安定している銘柄が存在します。当サイトの目的の一つはそのような銘柄を紹介することです。

もちろん投資の結果は自己責任ですので最後はご自身で判断いただくことになりますが、この記事をはじめ当サイトが銘柄選択の指針の一つとなれば幸いです。



株式購入の際の証券口座に関しては下記記事をご参照ください。

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