ツーリングやスポーツバイクのタイヤもOK! ブリヂストンの安定高配当株診断

・日本最大手かつ世界トップクラスのタイヤ・ゴムメーカー

・減配はあれど比較的安定した配当

・利回りは4%を切るくらいであまり高くはない

目次

〇会社概要と配当基準日


ブリヂストンは日本最大手のタイヤメーカーで、ミシュランガイドで有名な仏ミシュラン社と世界シェアトップを争う、タイヤ・ゴム業界におけるグローバルリーディングカンパニーです。グローバルの名に恥じることなく、海外売上高比率は約8割と高めです。主には自動車用のタイヤを製造していますが、化工品事業やソリューション事業などにも多角化を図っております。

設立は1931年で、元々は足袋を作る会社でした。そこからタイヤを製造し、「ブリッヂストンタイヤ株式会社」を設立します。社名の由来が創業者石橋正二郎氏の「石橋」を英語にしてひっくり返したBridge Stoneであることは有名です。1953年には既に国内業界首位の売上高を誇り、1964年には日本初の乗用車用ラジアルタイヤを開発します。次いで1982年には乗用車用スタッドレスタイヤを業界に先駆けて販売、1984年に現在の社名に変更します。その後はF1に参戦したりとスポーツ部門にも進出をしました。



配当はそれなりに安定しています。「それなりに」というのは、2020年度の丁度コロナ禍の時に赤字を計上し、その際に減配を行っているからです。それ以外は毎年高い利益を計上しており、またその利益から無理のない範囲内で配当を続けています。2018~2020年度は減配もしくは配当維持ですが、それ以外の年度では増配をしています。利回りは3.5%前後とあまり高いとは言えませんが、増配を狙って長期保有を検討できる銘柄です。


配当基準日:12月末

〇直近株価と配当額と利回り

 

 株価:6,414円

 配当額:210円

 利回り:3.27%

利回りは3.5%前後です。毎年4%程まで上がることもほぼありません。世界的なメーカーなので、株高により利回りが低くなるのは仕方のないことでしょう。


〇配当方針


連結配当性向40%を目安に安定的かつ継続的な配当額の向上に努めるとしています。

〇過去10年配当とEPS(一株当たり純利益)



赤字の年もありますが、基本的に毎年十分な利益を上げております。また配当金についても無理のない範囲で引き上げるよう努力しており、赤字の際も無配ではなく減配ながらも配当を継続しています。

〇時価総額と自己資本比率

 

 時価総額:4兆5,776億円

 自己資本比率:61.8%

時価総額は4兆越えで、日本を代表するにふさわしい規模です。自己資本比率も比較的高めです。

 

〇過去10年間のチャート


SBI証券より引用


一時的に下がる年はありますが、4,500~5,500円くらいの間に収まっている年が多いように見えます。最近は右肩上がりで上昇中です。



〇総括

ブリヂストンはタイヤで世界シェアトップを争うほどの実力を持つゴム製品メーカーです。主には自動車用タイヤを扱っていますが、その他ゴム製品を中心とした化工品も取り扱っております。また海外売上高比率は約8割と、グローバルに活躍している企業です。


配当に関してはおおむね安定しており、割と増配にも積極的な企業に見えます。2020年の赤字の際には減配を行いましたが、それ以外はほとんどの年度で増配を行っています。また利益に関しても毎年安定して高い成果を上げており、毎年の利益から無理のない範囲で配当していることや、自己資本比率が60%を超えるほど高いことから、業績にはよりますがある程度は安定配当を望んでも良い銘柄だと思います。

利回りは3.5%前後と高いとは言えませんが、この銘柄は先述の通り増配に比較的積極的なため、増配狙いで長期保有をするという方針を取ることもできる銘柄です。

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