中古も含めマンションのことなら 長谷工コーポレーションの安定高配当株診断 

目次

〇会社概要と配当基準日

株式投資体験セミナー

長谷工コーポレーションはマンション部門に強みを持つ準大手ゼネコンです。準大手とされていますが、スーパーゼネコンと遜色ない利益を出すこともあります。創業は1937年で個人商店の長谷川工務店でした。1969年に第一号となる自社施工マンションを竣工します。1973年にはマンション施工戸数日本一を達成し、1988年に現社名の長谷工コーポレーションになります。以降も施工戸数を増やし、マンションを中心に事業も拡大していきます。現在はマンション建設・仲介・管理のみならず、シニア事業・保険・人材派遣なども行っています。また海外にも進出しています。



配当は最近ではほぼ変わりません。配当下限70円にしていたころは70円で配当し、途中で下限を80円に引き上げてから80円を配当しました。2024年3月期に5円増配しました。ほぼ配当下限の金額で安定しています。ただ株価に対しては十分な配当のようで、利回りは4.5%以上を期待できる水準が続いています。


配当基準日:3月末

〇直近株価と配当額と利回り

 

 株価:1,815円

 配当額:85円

 利回り:4.68%


 PER・PBRから見ると株価が割安なのは否めませんが、利回りは4.5%超えと割と高めです。



〇配当方針


総還元性向を40%程度とし、配当下限を80円としています。直近では85円の配当予定ですが、過去に減配したこともあるため配当金が80円に下がる可能性があります。尚、株主優待を実施しております。

〇過去10年配当とEPS(一株当たり純利益)


ここ5~6年は80円近い配当で安定しています。毎年利益も十分に出しているため、2024年度までの中期計画が終了しても配当下限が80円未満になる可能性は低いと思われます。

〇時価総額と自己資本比率

 

 時価総額:5,459億円

 自己資本比率:37.8%


 成長投資に資金を回しているのか、自己資本比率は意外と高くありません。かといって低いとまで言うような水準ではなく、まあこんなもんでしょう。

 

〇過去10年間のチャート


SBI証券より引用


ジグザクとしていますが総じて上昇傾向にあります。過去には6%の利回りになったこともありました。

〇総括

長谷工コーポレーションはマンション開発等に強みを持つ準大手ゼネコンです。「マンションのことなら長谷工」のCMの通り、開発から分譲、販売、管理、修繕、海外進出など一通りの事業を行っています。またマンション事業だけでなく老人ホーム事業や人材紹介、不動産市場調査事業などの周辺事業にも展開しています。


配当に関して最近は80円程度で安定しています。配当方針で80円を配当金額の下限としていることから、下限金額を守っているという印象で増配についてはあまり積極的には見えないです。但し株価がそこまで高くないため、株価上昇傾向の現在であっても4.5%程度の利回りを確保することができます。利益も毎年安定しているため、2025年に公表が期待される新中期計画でも減配となることはないと思います。増配は期待できないけれども安定して配当金を生み出し続けてくれる高配当銘柄です。

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