短期間でお金持ちになる3つの方法

投資の神様であるウォーレン・バフェットは長期投資で多くの財を成しましたが、同時にこんなことも言っています。


「誰もゆっくりお金持ちになりたいやつなんていないさ」


仰る通り、できれば短期間で多くの財を成したいと思うのが人間の欲というものでしょう。


そこで今回は、多くの書籍による実例から、さっさと金持ちになるにはどうすれば良いか、その方法を3つ紹介したいと思います。




目次

小型成長株に投資する

ツナグバ


ベストセラーになった「わが投資術 市場は誰に微笑むか」を書いた清原達郎氏や、有名な弐億貯男氏、長田淳司氏や今亀庵氏などがこれに当てはまります。


やり方は文字通り小型成長株に投資して、株価が10倍やそれ以上に育つのを待つ方法です。グロース株投資と言っても良いでしょう。


人によって投資対象の定義が異なりますが大体共通しているのは、


  1. 時価総額300億円以下の株
  2. 毎年の売上高が20%ずつ成長している株
  3. 営業利益率が10%を超えている株
  4. オーナー企業の株
  5. 上場して5年以内の株


といったところです。


このほかに今亀庵氏はPEGレシオといった指標を使用したり、人によってはPERの数値を重視したりする方もいらっしゃいます。あとは旬の話題に関する銘柄、今で言うと半導体やDX、水素関連ですね、それを狙うというやり方もありました。


ただ1~5の条件に当てはまる株で、個人で何度かグロース株投資をした結果、10銘柄近くに投資して今の所上手くいっていると言えるのは1銘柄だけです。ちなみにその銘柄はROEが非常に高いので購入しました。


これについては1年程度で撤退しているのも悪いと思っていて、儲けている人は10年くらい持ち続けて10倍株になるのを待っていたりします。



その一方で、日本郵船(大型株ですが…)やベイカレント・コンサルティングのように、わずか数年、場合によっては1年以内に10倍近くまで株価が上がる場合もあります。また今を時めくレーザーテックなんかは10年で株価を75倍まで増やした、なんて例も存在します。


小型株は取引量が少ないこともあって、大きな注文が入ると大型株よりも大きく株価が動きます。決算発表の結果でストップ安・ストップ高になるのもザラです。その分、当たった時の儲けも大きくなるということです。




信用取引やFXでレバレッジを利かせた取引をする


「87歳、現役トレーダーシゲルさんの教え」を書かれた藤本茂さんや、DAIBOUCHO氏(書籍も出版されています)がされている取引です。個人でも意外とこの取引をされる方はいるようです。


レバレッジとはてこの原理のことで、株の信用買いやFXは証拠金を証券会社に預ける代わりにその数倍の資金を使って株や外国為替証拠金取引(FX)を行うことができるというものです。個人の場合、一般的に信用取引の場合は証拠金の約3倍、FXの場合は25倍までの取引を行うことができます。


株やFXの利益というのは足し算ではなく掛け算で算出されるものなので、同じ100円の値上がりでも300株の場合は30,000円の利益、900株の場合は90,000円の利益と、3倍の差が付きます。少ない資金で大きな金額を取り扱うことで一回当たりの儲けを大きくしようというのがこの取引方法です。ただし取り扱う金額が大きければその分損失も大きくなるのは決して忘れてはいけません。


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信用取引もFXも多くの証券会社で行うことができますが、手数料や使えるツールに差があったり、1秒を争うFXでは約定速度にも差が出てきます。


信用取引では松井証券が、FXではGMOクリック証券がメジャーどころとなっていますので、使用する証券会社として検討してもらえればと思います。





借金をして株式投資や不動産投資を行う


「1年で億り人になる」を書かれた戸塚真由子氏の著書が有名です。この本の中では投資対象は不動産や農業、粗大ごみなどの現物を挙げていますが、手法的には株式にも使えるものです。また「ドラゴン桜」で有名な三田紀房氏が書いた「インベスターZ」というマンガの14刊にも借金を使った不動産投資について書かれています。お金持ちはお金を増やすために元手を「稼ぐ」ではなく「集める」方法を考えるそうです。


この手法は単純そのもので、多くの資金を集めて取引するだけです。②でも書いた様に、株やFXならば元手が大きいほどリターンは大きくなりますし、不動産投資など大きな資金が必要な投資手法をとると、会社員をして稼いでいるだけでは実行までに何年かかるか分かりません。不動産投資の利回りの平均相場は一棟アパートで約8.5%程だそうです。家賃というインカムゲインが投資額の8.5%毎月入ってくると考えると高利回りの部類に入ります。


借金は銀行ローンの他、親族からのものやクラウドファンディングなどがあります。また個人事業主や法人化すれば融資や借入制度などの手段も出てきます。


但し、この投資方法を行う場合はできれば借入金利以上の利回りを確保しておきたい点と、個人の日本人にとってはあまり良い印象の無い「借金」を抱えることになり、当然返す必要があることがデメリットです。


個人事業主や法人化した個人がこの手法をとる場合、GMOあおぞらネット銀行がスタートアップ企業などに人気なので検討して良いかもしれません。

また不動産投資をシミュレーションできるサービスもありますので、不動産投資のイメージが湧かない場合はそちらを利用してみてから考えることをおすすめします。



もっと手軽に不動産投資について知りたい方は、下記マンガで簡単に取り扱っているので見てみてください。

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総括


ここまで3つの短期間でお金持ちになる方法を見てきましたが、①小型成長株投資が比較的リスクが低い(といっても投下する資金の額によりますが…)ことと比較して、②③はリスクの高い手法だと言えます。金融の世界にローリスク・ハイリターンはありません。あるのはローリスク・ローリターンか、ハイリスク・ハイリターンです。

長期投資を行う分にはやり方次第でリスクを減らしリターンを増やすことができるかもしれませんが、短期においては運と才能がなければ難しいと思います。短期間でお金持ちになることは憧れではありますが、それをするには相応のリスクが伴うことは知っておいた方が良いです。





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