JACCSカードをインターコムクラブで管理 ジャックスの安定高配当株診断

目次

〇会社概要と配当基準日


ジャックスは三菱UFJフィナンシャル・グループに属する大手信販会社です。クレジット部門に強みを持っており、収益の約半分も同部門から稼いでおります。中でもショッピングクレジットの取扱高国内1位や、オートローンの分野でも取扱高1位を誇っております。堅実な経営方針で知られており、不良債権が少ないことでも有名です。同社の中期経営方針として、国内事業の経営基盤の拡充と海外事業の経営基盤の確立を上げています。



ジャックスは1954年にデパート信用販売会社として設立しました。1959年には信販業界で初の金融機関の融資保証業務を行います。その後1976年に社名をジャックスに変更し、1978年に東証一部上場を果たします。2008年には現三菱UFJ銀行の関連会社となり、現在に至っております。


配当基準日:3月末

〇直近株価と配当額と利回り

 

 株価:5,380円

 配当額:210円

 利回り:3.90%


 配当利回りは4%に迫っております。



〇配当方針

連結配当性向30%を目安に安定的な利益還元に努めるとのことです。

〇過去10年配当とEPS(一株当たり純利益)



ここ10年赤字はなく、配当金もEPS内に収まっています。因みに同社は2010年以降減配はありません。業績も堅調なため、安定して配当を出す会社と言えるでしょう。

〇時価総額と自己資本比率

 

 時価総額:1,855億円

 自己資本比率:5.8%


 金融株なので自己資本比率は低めです。まあ三菱UFJの傘下にあるのである程度は安心できます。

 



〇過去10年間のチャート


※SBI証券より引用


2021年から右肩上がりですが、それまでは2,000円~3,000円近辺をうろうろしていました。株価が大幅に下がることがあれば、3,000円まで下がるかはともかく、一層高い利回りが期待できそうです。

〇総括

ジャックスは三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の大手信販会社です。輸入車オートローンやクレジット分野に強みを持っており、堅実経営なこともあってかここ10年は安定した利益を上げております。


配当に関しても非常に安定しており、少なくても2010年から2024年(予定)までの14年間は減配がありません。ただ配当方針は配当性向30%を掲げているだけで、累進配当性や配当金額の下限が設定されているわけではないので、今まで黒字が続いていたから安定した配当を出せていましたが、もし赤字になった場合、果たして減配せずに配当金を出してくれるかは分かりません。そうは言えども経営自体は安定していますので、一時的な赤字があってもそれが続くことは考えにくいと思います。安定高配当株と考えて良い銘柄だと判断します。

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