タイヤのチラシで有名 イエローハットの連続増配株シミュレーション 

目次

〇会社概要と配当基準日

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イエローハットはカー用品販売会社で、オートバックスセブンに次いで国内2位の会社です。カー用品小売り市場は同社とオートバックスセブンの2強状態となっています。イエローハットは出店時に居抜き物件を中心としていることや、ロイヤルティーを取らないグループ店の展開に特徴を持っています。主にはカー用品を扱っていますが、オートバイ用品の取扱店や新車・中古バイクの販売・買い取り店など二輪事業にも進出しています。


創業は1962年で、イエローハットの社名の由来は通学時に児童がかぶる黄色い帽子から取ってきており、そこには自動車産業に携わる企業として、人とクルマとの心地よい共存関係と、すべての方へ「交通安全」を願う想いが込められているとのことです。連続増配年数は13年です。

配当基準日:3月末

〇配当方針

配当性向30%としております。リーマンショックの影響があった2009年前後に減配を行っていますが、それ以前の1998年から2007年までは減配なしで安定配当を行っていました。尚、同社は株主優待を設定しております。

〇時価総額と自己資本比率

時価総額:880億円

自己資本比率:79.1%


カー用品大手なのに時価総額は低いです。自己資本比率は高めです。



〇過去10年間の配当とEPS(一株当たり純利益)含む平均等基本情報



増配額は3~4円程度と安定しています。利回りも3%を超えていて、連続増配株としては十分です。ここ10年の配当性向は30%を切っていることから、安定した業績を上げ続けられれば今後も連続増配が期待できそうです。


〇比較込20年シミュレーション

投資額を1百万円として、平均増配額から予想した今後20年の配当金累計を、利回り6%と5%の場合と比較した結果が下の表となります。



現時点で既に6%安定配当株を超えるパフォーマンスを得られる計算です。利回りの高さと平均増配額の高さが噛み合った結果でしょう。

〇6%配当と同額を達成する株価シミュレーション




株価が1,906円まで上がっても、6%安定配当株と同じ程度の累計配当金が得られる計算となっております。

〇過去10年間のチャート


 ※SBI証券より引用



株価はジグザグしながら上昇傾向にあります。75日移動平均線が支持線(下値の支え)になっているように見えますので、下がって1,700円くらいでしょうか。



〇総括

イエローハットは国内2位のカー用品小売り企業で、業界ではオートバックスセブンと2強を築いています。カー用品だけでなく、二輪車の部品や新車・中古車販売にも進出しております。国内市場で現状用が足りているからか、海外進出はしていないようです。

配当は13年連続増配中で、2024年3月期も4円の増配予定なので14年連続増配となりそうです。利回りも比較的高く、増配額も3~4円で安定していることもあり、現在の株価水準でも6%安定配当株を20年累計配当金額で上回る数少ない銘柄となっています。配当性向もここ10年30%未満で余力があることや、事業自体も海外進出が無く、インドのような二輪車で大きい市場にもまだ手を出していないことから、事業拡大の余地もあると思われます。連続増配株として保有して問題ない企業と言えるでしょう。

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