[初心者向け]新NISAってどんなもの?その問いに大雑把に回答します!

2024年から新NISAがスタートしたわけですが、どうにも複雑なものに思える方も多いようなので、この記事では新NISA(以下NISAと表記)について語りたいと思います。

で、実際のところ…

目次

Q1.NISAって何よ?


→A1.株や投資信託の売却・配当金(分配金)の受取にかかる税金が0になる制度

Q1.…それだけ?
→A1.それだけ。



いやNISAってホントにそれだけです。


通常、株や投資信託の売却や配当金の受取には20.315%の税金がかかります。
例えば100円で1つ購入した株を120円で売った場合、利益となる120 – 100 =20円に20.315%を掛けて4円の税金が引かれ、我々の手元には16円の利益が残る計算になります。

この20.315%をなくすのが、NISAという制度です。


Q2.NISAを使うのに何か資格や要件は必要なの?

→A2.18歳以上であればOK。そのほかは特になし。

金融機関などに勤務していて、株や投資信託の取引を職場で制限されているなどの場合を除き、基本誰でもNISAを使うことができます。


Q3.NISAってどうやって始めればいいの?

→A3.銀行や証券会社などの金融機関の窓口で申し込むか、ネット証券のホー
   ムページで指示通りに操作し、NISA口座を開けばOK!


ただし、銀行もネット証券もたくさんの会社が存在します。どの会社がおすすめかという情報は、また別の記事で紹介できればと思います。
あと、特定口座はNISA口座ではありません。お間違いなきよう…。


Q4.NISAが使える金額って制限ないの?

→A4.制限あり。MAXは投資信託のみを購入した場合で年間最高360万円、
   生涯上限1,800万円まで。


ここの仕組みがちょっと複雑で、投資信託だけで運用する場合は上記の通り年間360万円まで、生涯で1,800万円まで使用が可能で、これがNISAが使える最高金額となります。

※全ての投資信託がMAX360万円/年の枠を使える訳ではありません。詳しくは下記金融庁のページをご覧ください。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/products/


問題は個別株やETFを購入する場合。NISA制度は個別株、ETF、投資信託の3つを合わせて生涯上限金額1,800万円までですが、個別株とETFだけを買う場合は年間240万円まで、生涯で1,200万円までとなります。その場合、それとは別に投資信託を年間120万円まで、生涯600万円まで購入可能です。


下記2つの数式に収まっていれば問題ないです。

<年間購入可能額>
 個別株+ETFの金額合計 ≦ 240万円
 投資信託の金額合計 ≦ 360万円 – (個別株+ETFの金額合計)

だから例えば個別株を80万円分NISAで購入した場合、その年では360万円 – 80万円 = 280万円まで投資信託を購入することが可能です。
もちろん、360万円の枠全てを投資信託で埋めても問題ありません。私はそうするつもりです。

<生涯購入可能額>
 個別株+ETFの金額合計 ≦ 1,200万円
 投資信託の金額合計 ≦ 1,800万円 – (個別株+ETFの金額合計)

※できないこと※

ex1)1年目に個別株80万円、2年目に個別株400万円を購入した
 →2年目の個別株年間購入可能額をオーバーしているから不可。2年目の個
  別株購入上限は240万円まで。

ex2)1年目に個別株240万円と、投資信託360万円を購入した
 →購入額の合計が240万円 + 360万円 =600万円となり、年間購入可能額
  360万円を上回るため不可。 


Q5.NISAの非課税期間っていつまで適用されるの?

→A5.2024年1月現在、永年適用となっています。

昔のNISAは非課税期間が5年までといった期間制限がありましたが、2024年から始まるNISAは非課税期間が永年となっています。


色々書いてきましたが、NISA制度自体は単純でQ1の通り、取引を非課税にするものです。
それでもNISAというものを難しく感じてしまうのは多分、

 どこの金融機関にNISA口座を開けばいいの?
 どんな金融商品を買えばいいの?
 金融商品を買ったらどうすればいいの?

といった、NISA制度のその先のところが分からないからだと思います。

こういった疑問に関しても、個人的見解ながら情報発信できればと思いますので、参考にしていただけると幸いです。



また以前お会いした方で、個別株投資やNISAをするために簿記の勉強をされていた方がいらっしゃいましたが、ことNISAにおいては簿記の勉強は不要です。また個人的見解から、少なくとも簿記3級程度では個別株投資に必要な財務諸表を読むことは難しいので、直接NISAや個別株投資の入門書を読んだ方が早いです。



下記の本は週刊ダイヤモンドのビジネス書ベストセラーランキングで最近はほぼ常にTop10入りしているものなので、ご興味のある方は読んでみてください。

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感想(1件)

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