今回はNISAでも人気の投資信託である「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 」の将来金額シミュレーションを行っていきます。
前回の「全世界株式」ではリターン7.8%としましたが、今回の米国株は週刊SPA!さんの2024年1月9日の記事で直近10年のリターンが10%とされているのでそれを使用させていただきます。直近の10年では、「全世界株式」よりも「米国株」の方がパフォーマンスが良かったのです。
オルカン編はこちら
尚、今回もSBI証券の積立投資に倣って、
①月5万円・年間60万円の投資をした場合
②月10万円・年間120万円の投資をした場合
そして、「剛の者よ、その力(財力)を示せ!」
③月30万円・年間360万円(制度上のMAX)の投資をした場合
以上3パターンをご用意しました。
結果は以下の通りです。

米国株S&P500投資信託の金額シミュレーション
①月5万円・年間60万円の投資をした場合、生涯投資枠1,800万円を使い切るのに30年かかります。そのため毎年60万円を継続的に投資し続けることになります。
元本1,800万円に対し、30年後の金額は9869万6414円。ほぼ1億円です。
運用益は約8000万円です。もちろんNISA枠を使用しているので、運用益に税金はかかりません。
②月10万円・年間120万円の投資をした場合、生涯投資枠1,800万円を使い切るのに15年かかります。その後は自動的にひたすら再投資していくこととなります。
元本1,800万円に対し、30年後の金額は約1億6千万円。25年目の段階でほぼ1億円になっています。夢がひろがりんぐ(これって死語か?)。
最後に③月30万円・年間360万円(制度上のMAX)の投資をした場合、わずか5年で生涯投資枠1,800万円を使い切り、あとはひたすら「元本+再投資額」の複利運用です。
結果は30年で約2億4千万円。21年目の時点で1億円は達成しています。理論値とはいえ正直信じられない金額です。
念のため私としてもS&P500の利回りがどんなものか確かめたく、調べてみました。ただしMAXISでは過去6年分のデータしか存在しなかったので、同じS&P500をベンチマークとしているiシェアーズのインデックスファンドのデータから計算しました。



※楽天証券より引用
2014年の基準価格は11,773円。2023年の基準価格は38,387円でした。複利運用でこの金額になるための利回りは大体14.10%となります。
この14.10%で運用した場合のシミュレーションは下の通りです。



年間360万円、最速でNISA枠1,800万円を埋めた場合の30年後金額は遂に6億円を超えました。29年目と30年目の1年間で約8千万円も増えているのを見ると「ホントかよ」と思ってしまいます。
投資信託を購入するための証券会社については下記に代表的なネット証券を紹介しておりますので、気になる証券会社の記事を見てみてください。