オルカンと米国株の比較 全世界株式(オルカン)のシミュレーション

今回はNISAでも人気の投資信託である「eMAXIS Slim 全世界株式」通称「オルカン」の将来金額シミュレーションを行っていきます。

米国株(S&P500)編はこちら

オルカンと米国株の比較 米国株(S&P500)のシミュレーション



今回はSBI証券の積立投資に倣って、


①月5万円・年間60万円の投資をした場合
②月10万円・年間120万円の投資をした場合

以上3パターンをご用意しました。

なお、使用するのは「全世界株式投資信託」で、今回利回りは2023年2月22日のマネーポストWEBさんの記事から引用し、過去30年の平均リターンである7.8%とします。

結果は以下の通りです。

全世界株式投資信託の金額シミュレーション

①月5万円・年間60万円の投資をした場合、生涯投資枠1,800万円を使い切るのに30年かかります。そのため毎年60万円を継続的に投資し続けることになります。

元本1,800万円に対し、30年後の金額は6552万5964円。運用益は約4752万円です。もちろんNISA枠を使用しているので、運用益に税金はかかりません。

②月10万円・年間120万円の投資をした場合、生涯投資枠1,800万円を使い切るのに15年かかります。その後は自動的にひたすら再投資していくこととなります。

元本1,800万円に対し、30年後の金額は約9897万円。ほぼ1億円です。元本は①と同じ1,800万円ですが、15年で生涯投資枠を使い切ったため、1,800万円で複利運用する期間が①より長くなり、結果として①よりも金額が多くなりました。

最後に③月30万円・年間360万円(制度上のMAX)の投資をした場合、わずか5年で生涯投資枠1,800万円を使い切り、あとはひたすら「元本+再投資額」の複利運用です。

結果は30年で1億3753万円。26年目の時点で1億円は達成し、①の最終金額だった役6500万円には①より10年早く到達しています。「投資は早い方がいい」というのは、複利で運用できる期間が長いからという意味もあるのです。

ここでシミュレーションした金額は。あくまで理論値です。暴落もあれば暴騰もあるので、サイトによっては③のパターンで30年運用したら3億を超えるとしているところもあります。

ちなみに今回は利回りを7.8%としましたが、サイトによっては9%としているところもあります。

また私が独自に同ファンドの過去14年の実績から計算した年間利回りは13.26%でした。

※MAXISホームページより引用

2010年7月のファンド開始時基準価格は9,720円。2023年7月の基準価格は49,039円でした。複利運用でこの金額になるための利回りは大体13.26%となります。

夢を見るのは自由ということで、この13.26%でオルカンを運用した場合のシミュレーションもしてみました。結果はこの通りです。



年間360万円、最速でNISA枠1,800万円を埋めた場合の30年後金額は5億円を超えました。あくまで理論値、理論値ですよ! さすがにこれだけの利回りが今後も見込めるかというとはなはだ疑問ですし、少なめに見積っておいて実際の金額の方が高かったという方が色々とダメージが少ないので、利回り7.8%のシミュレーションを参考にしていただければと思います。



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